【業界別】ポスティングの反響率!ポスティングの反響率を上げる方法とは
ポスティングは範囲を限定することで有効な配布を行うことができ、地域内のセグメントを絞ることで有効的に配布を行えるなど、新聞の折り込み広告よりも幅広い利用度を持っています。ポスティングを行った以上、その成果に期待したいところです。そこで今回は、ポスティングの反響率について解説しましょう。
ポスティングの反響率とは
ポスティングの反響率とは、ポスティングしたチラシの枚数に対して反響がどれだけあったかを示す数値のことで、各業界において反響率の指標は異なってきます。飲食業界ではポスティング後の「注文や予約数」で計測することとなり、収入に直結することとなります。
不動産業界では、「問い合わせや資料請求、内覧申し込み」など、直接収入にはなっていませんが、近い将来的に収入を見込むことのできるアクションで計測することになります。このように反響率とは、各業界で指標が異なるので一様にまとめることはできないのです。
反響率の計算方法
では、ポスティングによる反響率の計算方法を紹介しておきましょう。「反響率(%)=反響数÷チラシの配布枚数×100」で求められます。たとえば、ポスティングを1万部行って、反響数が3件だった場合は、「3件÷10部×1万部=0.03%」となり、求める反響率は0.03%となります。
【業界別】ポスティングの反響率
先にお伝えした通り、ポスティング後の反響率は各業界によって指標がことなるので、一様にまとめることはできません。なので、ここでは5業界の反響率を、個別に解説しておきましょう。
不動産業界
不動産業界でのポスティングは、戸建てや分譲マンションを購入してもらうための販促手段の一つとして利用されます。不動産業界における反響率の指標は、内覧会への来場やモデルハウスでのイベント参加によって、商談に至った件数が指標とされています。
対象商品が数千万円と高額なため、購入までのプロセスが必要となるので、ほとんどの場合、購入数でなく内覧会やイベント参加によって、商談できた数を指標としているのです。「不動産業界の反響率(%)=商談の数÷チラシの配布枚数×100」で計算され、反響数は概ね0.01%~0.03%となり、1万部のポスティングで1件から3件の商談が指標とされています。
リフォーム業界
リフォーム業界では、対象の商品が多岐に渡ります。クロスの張り替えやトイレの交換など数十万円の物件から、外壁や屋根のリフォームなど数百万円になる物件などさまざまです。ですから、リフォーム業界の反響率の指標は、「見積もり件数」となっているのです。
また、ポスティングから直ぐにリフォームの見積もりは起こりにくいので、チラシを長く保存しておけるよう紙媒体でなく、冷蔵庫などに貼り付けることができる、マグネット板などで作成するなど工夫を凝らしてポスティングを行っているのです。「リフォーム業界の反響率(%)=見積もり件数÷チラシの配布枚数×100」で計算され、反響数はおおむね0.01%~0.03%となり、1万部のポスティングで1件から3件と、先の不動産業界と同じ反響率となっています。
スポーツジム業界
スポーツジム業界の反響率の指標は、「体験申し込みの件数」となっています。スポーツジム業界ではポスティングしたチラシから、インターネット上のホームページに誘導し、ブックマークなどしてもらい、いつでもジムの情報を得ることができるように工夫をしています。「スポーツジム業界の反響率(%)=体験申し込み件数÷チラシの配布枚数×100」で計算され、反響数はおおむね0.01%~0.03%となり、1万部のポスティングで1件から3件と、これも先の2業界と同じ反響率になっています。
学習塾業界
学習塾業界もポスティング後、直ぐに入塾者が増えるなどの結果は望めません。塾代を捻出する保護者の想いと、学習塾の内容が一致しないと入塾してもらうのは難しいでしょう。ですから学習塾業界の反響率の指標も「体験入塾の申し込み件数」となります。「学習塾業界の反響率(%)=体験入塾申し込み件数÷チラシの配布枚数×100」計算され、反響数は概ね0.01%~0.03%となり、1万部のポスティングで1件から3件が指標とされています。
飲食業界
飲食業界は比較的、ポスティング後の成果が見込まれる業界になります。対象が数百円から数千円と普段の買い物と同じ感覚で捉えられるので、「来店や予約注文」が反響率の指標となっていて、唯一収入につながる指標となっています。「飲食業界の反響率(%)=来店・予約注文件数÷チラシの配布枚数×100」で計算され、反響数は0.03%となり、1万部のポスティングで3件が指標とされています。
ポスティングの反響率を上げるには
ここまで5業界のポスティングでの反響率の指標を解説してきましたが、やはりポスティングを行う以上、反響率はアップさせたいですよね。そこでここでは、ポスティングの反響率をアップさせる方法を解説します。
ポスティングするセグメントを見直す
ポスティングの方法には
(1)エリア内すべてに行う
(2)アパートやマンションなどの集合住宅のみに行う
(3)戸建ての住宅のみに行う
この3種類の方法が用いられます。今回(2)の方法でポスティングを行ったけれど反響率が悪かった場合は、(1)の方法に変更するなど、ポスティング方法を変更するのもよい手段となります。
ポスティングエリアを見直す
対象エリアを絞れるのも、ポスティングのメリットの一つでもあります。前回は店舗から半径500mに絞って配布して反響率がよくなかったとしたら、今回は、徒歩20分圏内に広げてみるなど、エリアを見直すことで反響率が改善することもあります。
チラシのデザインを変えてみる
チラシは一度に多く印刷した方が、経費は少なくて済みます。数回のポスティングを見越して、一度に10万部も印刷すると経費は安く済んでも、毎回同じデザインのチラシをポスティングすることとなり、チラシの鮮度が悪くなってしまいます。できれば、ポスティングの度にチラシのデザインを変えて、できるだけ目に止めてもらえるようにすると、反響率のアップにつながってくるのです。
日曜日から水曜日にポスティングする
一般的にイベントは週末の土曜・日曜に集中して行われます。この時のポスティングは、木曜・金曜に集中するのでこの時期は外したいところです。多くのチラシが一度に配られると、目に止まる確立が下がってしまいます。ですから、ポスティングの少ない日曜日から水曜日が狙い目となる訳です。
データ取りは毎回行う
単にポスティングするだけでなく、ポスティングの度に「配布エリア・配布枚数・反響率」を、数値化してデータ取りを行いましょう。地図上に展開して可視化すれば、弱点や有効なポイントも見えてくるはずです。ポスティングは、次に生かすデータ取りも重要なのです。
ポスティングによる反響率について、詳しく解説してきました。せっかくポスティングを行うからには、結果につなげて行きたいですよね。反響率をアップさせるには、さまざまな作戦を練る必要があります。どんな工夫をすれば、反響率がアップするのかわからない。といわれる方は、ぜひともポスティング業者に相談してみましょう。ポスティング専門業者は、高いノウハウを持ってポスティングを行っているので、一般の方にはないアイデアでアプローチしてくれます。1人で悩むよりは、いち早くポスティング業者に相談して、よりよい成果を期待しましょう。