ポスティング用のチラシはどのサイズが最適なのか
ポスティング用のチラシは、サイズなんて関係ないと思うかもしれません。しかし、サイズ選びを間違えてしまえば、手に取ってもらえなかったり、同じポストに投函されたほかのチラシに埋もれてしまったりと、目を通してもらえなくなることもあります。ポスティング用のチラシはどのサイズが最適なのか、くわしく解説しましょう。
ポスティングチラシによく使われるサイズ
ポスティングチラシの用紙で、よく使われるのはA3サイズ、A4サイズ、A5サイズ、B3サイズ、B4サイズ、B5サイズです。特徴と向いている業種についてそれぞれくわしく紹介します。
A4サイズ
A4サイズの縦横の寸法は210×297mm、折って加工しなくてもポストに投函することができます。このサイズは手に取ってもらいやすく、紙面の面積が広いため情報をたくさん掲載でき、ファイリングもするのにも適したサイズです。ファイリングしやすいということで、配布された側が保管しておく確率も高くなります。
向いているのは、リフォームや不動産、飲食店、小売店、塾やサロンなど幅広い業種です。飲食店の宅配サービスなどは、メニューを掲載することでより目を通してもらいやすくなり、チラシの保管をしてもらえるかもしれません。
B5サイズとA5サイズ
B5サイズの縦横の寸法は182×257mm、A5サイズなら148×210mmと、B5サイズのほうがちょっと大きめですがどちらもチラシのサイズとしては小さい部類です。A4サイズと同じく折って加工する必要がなく手に取ってもらいやすいのですが、小さいサイズのためほかのチラシに埋もれてしまい、目立たなくなる可能性があります。
不動産、サロン、塾などのチラシに向いているサイズですが、掲載できる情報はそれほど多くないので、スポット宣伝でバーゲンセールやキャンペーンなどへの活用がおすすめです。
B4サイズとA3サイズ
B4サイズの縦横の寸法は257×364mm、A3サイズなら297×420mmです。どちらもサイズが大きいので、情報もたくさん掲載することができます。文字だけでなく写真も多く使えるため、不動産やリフォーム、スーパー、スポーツジムなどに向いています。ただ、このサイズは2つ折りの加工が必要になり、その分のコストがかかります。
B3サイズ
B3サイズの縦横の寸法は364×515mmと、今回紹介したサイズの中では一番大きいサイズです。情報量はかなりの量を掲載することができますが、2つか4つに折る加工が必要でコストもその分かかってしまいます。ショッピングセンターや家電量販店、不動産などの業種に向いていますが、ポスティングよりも新聞折込を選ぶほうが向いているかもしれません。
配り方にも気を遣ったほうがよい?
チラシを自社の社員がポスティングするのではなく、ポスティング会社に依頼する場合は複数のチラシをひとつに束ねて投函することが多いです。この方法だと、せっかく工夫して作成したチラシも他社のチラシに紛れてしまい、手に取ってもらえないことがあります。
それを防ぐ方法として1つのチラシのみを投函する単配があり、これならほかのチラシに紛れることがないため、手に取り目を通してもらいやすくなります。また、単配の場合はチラシを配布する地区や日時を細かく指定することができるので、ターゲット絞ったポスティングが可能になり、効果的な宣伝を行えるでしょう。
大きければよいというわけではない?最適なサイズとは
大きなチラシはインパクトがあり、写真も豊富に掲載できるので宣伝効果が高いと思われがちです。しかし、新聞折込なら効果が期待できる大きなチラシも、ポスティングでは適さないケースもあるので注意が必要です。
まず、たくさんの情報を掲載する必要がない業種なら無駄に費用がかかるだけでしょう。大きなサイズならそのままポストに投函できないので、折り加工が必要になりコストもその分かかります。目につきやすいことは間違いない大きなサイズは、ポスティングには適さないケースもあるということです。
ポスティングに最適なサイズはどれ?
目につきやすく、折る加工に費用をかけずにすむのはA4サイズとB5サイズでしょう。このサイズなら投函するためのコストだけでなく、印刷代のコストも抑えられます。
ただ、上記で説明したようにほかのチラシと一緒に投函することで、目立たなくなる可能性があります。より効果的なポスティングのためには、最適なサイズを選ぶだけでなく、同時に配布方法も単配を選ぶのがおすすめです。
まとめ
業種によって適したチラシのサイズがありますが、ほかのチラシに埋もれることなく手に取ってもらうためには、小さすぎるサイズはおすすめできません。チラシはインパクトがあることで宣伝効果もよりアップするので、大きなサイズを選ぶほうがよいのか迷うかもしれません。しかし、ポスティングの場合は折る加工が必要になるため投函コストが高くなってしまうでしょう。ポスティングのチラシは、手に取って目を通してもらうことが大切なので、そのためには適切なサイズ・投函方法も選ぶことがポイントです。おすすめは折る加工が必要ないA4サイズとB5サイズで、投函方法は単配がおすすめです。